リラクゼーション業界の現状と今後の動向は？将来性はあるの？

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リラクゼーション業界への就職を検討されている方にとって、
業界の現状と今後が気になることでしょう。

私はセラピストとしてリラクゼーション業界で働いてきたので、
培った知識と経験を元に、現状と将来性について
お伝えします。

あくまでも個人的な考え方となりますので、参考程度に
読んでいただければ幸いです。

どの業界にも通じるかと思いますが、リラクゼーション業界でも
低価格化が進んでいます。

出てきた当初は驚かれた60分2980円（税抜）の格安チェーン店も、
今では当たり前のように思うお客さんもいます。

以前は10分1000円が相場だったので、どのリラクゼーションサロンも
似たような価格でサービスを提供していました。

そこに半額近い価格で打ち出すお店が出てきたものですから、
安い方へとお客さんが流れてしまう動きもありました。

ただ価格競争が激化して、どのサロンも同じように半額近い価格に
値下げするということは起こりませんでした。

どの会社も「値下げしたくてもできない」というの、
が正直なところだと思います。

それくらい60分2980円は破格の価格です。薄利多売でギリギリ商売を
成り立たすことができるのでは？と思います。

リラクゼーションがブームになったのは1990年代からと聞いていますが、
その頃はあらゆる新規サロンがオープンし、どんどん市場規模が
大きくなっていっていたのでしょう。

ボディケアだけでなく、リフレクソロジー、タイ古式マッサージなど
あらゆる種類のリラクゼーションサロンができました。

そんな時期を経て、今では目新しい技術や、種類のサロンが
出てくることはなかなかありません。

もう出尽くした感があり、これ以上大きく成長することは
ないと感じています。
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成長はしないと言っても、リラクゼーション業界がなくなることは
ないでしょう。

技術が発達して、機械やロボットに仕事を奪われてしまう職種がある中でも、
マッサージやリラクゼーションは、人間の温もりが求められる
ものだからです。

高齢化がますます進んでいき、介護に疲弊する人も多くなるでしょうし、
「癒しのひととき」を必要とする人は減らないと思います。
ストレス社会ですしね。

2014年に日本標準産業分類に「リラクゼーション業」が新設されました。
日本における産業の一つとして、認められた証拠ですね。

業界としての将来性はあるとは思いますが、一番重要なのが、
「自分にとって将来性が感じられるか」です。

リラクゼーション業界は完全歩合制が主流となっていて、
労働環境がとても良いとは言えません。
（中には固定給料制の会社もあるので、そういう会社で
働くのも一つの手ですが）

また体力仕事なので、自分が50代、60代となった時に
続けられそうかどうか見極めることが必要です。

長く働き続けられそうな仕事かどうか、じっくりと
考えてみてくださいね。